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日本語学習方法:一人二役法

text: 川端映美

みなさんは1人で日本語を練習する時、どのように練習していますか。1人で語学を練習する場合に、テキストの問題を解く、アプリでボキャブラリや会話表現を覚える、などがありますね。

今から紹介する語学練習は、テキストや携帯などのツールを必要としない方法になっています。それは一人二役法(ひとり-ふたやく-ほう)です。

一人二役法とは、さまざまなシチュエーションを想定した会話に対して一人で二人分(二人以上も可)の会話を担当し、練習することです。シチュエーションには、例えば「電話でレストランを予約する」や「初対面の人との自己紹介」などがあります。

では、まず「電話でレストランを予約する」ではどのような会話が交わされるかみてみましょう。

電話でレストランを予約する

A(あなた):もしもし。
B(レストランの人):もしもし。
A:レストランの予約をしたいのですが…。
B:かしこまりました。いつのご予約ですか。
A:明日の18時で、2人分です。空いていますか。
B:はい、明日18時でお2人ですね。空いていますので、お名前をいただいてよろしいですか。
A:〇〇です。
B:かしこまりました。では、明日お待ちしています。
A:はい、ありがとうございます。失礼します。
B:はい、失礼いたします。

このようにレストランを予約する時に話される会話を想定して、自分で文章を作ります。そして、音読します。これを数回繰り返すと実際の会話のシーンで自然に会話をすることができます。

では、次に「初対面の人との自己紹介」も練習してみましょう。

初対面の人との自己紹介

A(あなた):はじめまして。
B(初対面の相手):はじめまして。
A:Aといいます。中国から来ました。大阪大学の学生です。よろしくお願いします。
B:Aさんですか。私の名前は、Bです。フランスから来ました。私も大阪大学の学生です。よろしくお願いします。
A:Bさんも大阪大学の学生ですか。でしたら、大学で会っているかもしれませんね。
B:本当ですね。私は平日毎日、箕面キャンパスに通っていますのでどこかで会っているかもしれませんね。
A:今度見かけたら声をかけてください。
B:はい、ぜひそうします。Aさんも見かけたらぜひ声をかけてください。

もしこのような会話が思いつかない場合は、Chat GPTなどの生成AIシステムを使って「日本語でどのように自己紹介すればいいですか」などと質問してみるとAIが適当な会話を考えてくれます。また、日常的に周りの人たちが何を話しているのか、どんなふうに話しているのかを観察して参考にしてもいいでしょう。

このように日常的に遭遇するシーンを自分で作って練習することで、突然の会話のシーンでも自分の話したいことを話すことができるようになります。これは紙に書いても、自分の頭の中で考えてもOKです。ぜひ試してみてください。

川端映美

大阪大学人文学研究科博士後期課程2年の川端映美(かわばた えみ)です。以前はフランスで日本語教師をしていました。現在は日本の夜間中学について研究しています。いろんな語学を勉強することが大好きです。みなさん、一緒に勉強がんばりましょう!

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