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関西弁を使いましょう

text: 殷琦

はじめに

関西で生活しているみなさんは、関西弁の存在に気づいているでしょうか。実は関西は「方言中心社会」と言われているので、日常生活で関西弁に触れる機会が結構多いと思います。このコラムでは関西での日常生活で耳にする頻度が高い関西弁を7つ紹介したいと思います。

関西弁とは

私たちが大学や日本語学校で学んでいる日本語は「標準語」と言われますが、それに対して、日本の各地域でその地域独自の言葉もあり、それらは「〇〇方言」、「〇〇弁」と言います。

大阪で生活している皆さんにとって、生活でよく触れる方言といえば、「大阪弁」と呼ばれるのが多く、もっと大きな範囲で言えば「関西弁」とも言われます。「関西弁」の範囲は、基本的に京都府、滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、三重県のことばを指しています(真田監修2018)。

関西でよく使われる関西弁

1.【あかん】(だめ、してはいけない)

「あかん」は関西方言の禁止表現です。義務・必要の表現としても使われます。例えば、「Vんとあかん/Vなあかん」(Vなければならない)(真田監修2006)。

そんなことしたら、あかんで。(そのようなことをしてはいけないよ。)

2.【おおきに】(ありがとう)

大阪の商店街などで買い物したら「おおきに」と言われる確率が高いです。ただし、若い人はあまり使わなくなってきたようです。「おおきに」のほか、「まいどおおきに(いつものご来店、ありがとうございます)」が、居酒屋などのお店で今もよく使われているそうです。

おおきに、また来てや。(ありがとう、また来てね。)

3.【おもろい】(おもしろい)

「おもしろい」、「興味深い」の意味で使われていることばです。

あの芸人、めっちゃおもろいで。(あの芸人、すごく面白いよ。)

4.【かまへん】(かまわない、大丈夫)

「かまわない」、「気にしないで」の意味で使われています。

A:「ごめん、貸してもらった本を壊してしまった。」
B:「かまへん、かまへん。」(大丈夫だよ。気にしないで。)

「~へん」は標準語の「~ない」に相当する否定辞です。それ以外に、「~ん」もあります。

食べない→食べへん
知らない→知らん

このように、標準語で「~ない」をつけて動詞の否定形を作りますが、関西弁で「~へん」や「~ん」や「~ひん」など、いくつかの言い方があります。関西弁の否定辞のバリエーションが豊富ですね。このように、方言と標準語の言い方は全部一対一なわけではありませんので、使用する際には気をつけてくださいね。

5.【しんどい】(疲れた)

「しんどい」はすでによく使っている人もいるのではないでしょうか。知らない人が多いかもしれませんが、実はこれはもともと関西弁でした。「しんどい」のように、関西弁だったものがSNSやテレビ番組などを通じて、日本全国に広がって、全国通用のことばになった言葉が多いです。他には「めっちゃ(とても、すごく)」もそうです。

ほんまにしんどいわ。(本当に疲れたよ。)

6.【なんぼ】(いくら)

コンビニやスーパでアルバイトする人だったら、よくお客様に「なんぼ」と聞かれているかもしれません。これは関西の値段を聞く言い方です。

この服なんぼ?(この服いくら?)

7.【ほんま】本当

「ほんま」は「本当」に相当する関西弁です。

これ、ほんまに美味しいな。(これは本当に美味しいね。)

おわりに

以上、関西でよく使う関西弁を紹介しました。方言はカジュアルな性質があるので、親しい人の間で使われる言葉とも言われています。また、方言を使ったら相手とさらに親しくなったと感じている人もいるそうです。みなさんもぜひ関西弁を使ってみましょう。

参考資料:

  • 真田信治監修、岡本牧子・氏原庸子著(2006)『新訂版聞いておぼえる関西(大阪)弁入門』ひつじ書房.
  • 真田信治監修(2018)『関西弁事典』ひつじ書房.

殷琦

中国出身。大阪大学大学院人文学研究科日本学専攻博士後期課程2年。留学生と日本の方言の関係に興味があって研究をしています。趣味は音楽とブロードキャストを聴くことです。

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